美味しい紅茶

シャキッと仕事をしたい時にはコーヒーを飲みたくなるのが常ですが、逆にリラックスしたい時には、美味しい紅茶でホッとひと息つくことが多いです。その違いは何なのかと思っていましたが、ある時、コーヒーカップと紅茶のカップの違いを見て気が付きました。

コーヒーカップに比べ、紅茶のカップは飲み口に向かって広くなっています。これは、紅茶の香りをより楽しむために考案されたデザイン。つまり、香りによるリラックス効果が紅茶にはあるということ。

コーヒー、紅茶ともにカフェインもポリフェノールも含まれていますが、どちらをリラックスタイムに飲むかの選択には、この「香り」の要素が大きくかかわっているように思います。さらに、紅茶の持つリラックス効果は、茶葉の収穫時期によって風味が変わる繊細さや、ベルガモットの香りをプラスしたアールグレイに代表されるフレーバーティーの多彩な風味にも期待されます。

特に、香り高いダージリンティーは「紅茶のシャンパン」とも呼ばれ、5月から6月に収穫される最高級品質のセカンドフラッシュの茶葉は、ストレートで飲んでこその芳醇な味わいがあります。ゆったり流れる時間にいただく紅茶は、人生に豊かさをもたらす神様からの贈り物。夕陽をカップに溢したような美しい紅色を見るたびに、私はそう思います。